研究室を希望する学生の皆さんへ

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◎はじめに

21世紀を面白い世の中に変えるチャンスを沢山持っているのは君達です!
そして情報と機械についての知識と経験があれば、21世紀をさらに豊かに面白く過ごしていけるでしょう。そのような人生を、君達はまさに歩み始めています。ぜひとも機械と情報を使いこなせるようになりましょう!
まずは我々の研究室に参加して、眠っていた能力を開花させてみましょう。

◎研究室ゼミ

こちらをご覧ください。

◎研究内容がどのように社会で活かされているか

私の関係する研究分野は、生産工学・加工学と呼ばれていますが、いち早く最先端の技術が導入される一方、まだ未解明な現象も多く、幅広くとても魅力的な分野です。各大学や、各県の工業技術センターには、この分野を専門とする研究室が必ず存在し、社会には無くてはならない分野となっています。最近は知能ロボットなども市場に出てきて、非常に複雑システムが世の中にあふれていますが、生産工学・加工学は、機械工学の基礎や、情報工学の基礎がとても役に立っている分野です。複雑なシステムを、簡単な原理を用いて再定義し、新しい技術を生み出していく、とてもダイナミックな分野となっています。
私達の研究室では、3Dプリンター技術を中核とした、ものづくりの研究を専門としています。特に他の大学では例を見ない、大量生産も可能な本格的な生産設備や加工装置を備える先端金型センターを研究活動の場としています。特に3Dプリンターの研究は、未来の技術として期待されています。多くの画期的な事がここから生み出されてきていますが、世の中で広く使われるようになるためには技術的課題をひとつひとつ解決していく必要があります。

◎研究室の雰囲気

ブラジルの留学生などと共に、和気あいあいとした雰囲気に満ちています。各自の卒業研究以外に、研究室の設備を最大限活用した、幾つかのワークショップ(試作体験)も実施しています。各自でデザインした作品の3D試作や、性能評価を行うワークショップなどです。
自分の能力を伸ばしたい人には、とても向いている研究室です。
また自分の研究を他人にも解り易く説明するための発表指導などがあり、自身の成長が日々実感できます。

◎研究のために講義以外で学んでおくと役立つ事

いつも何かの工夫を考えて、自分のオリジナリティを常に意識する気持ちを持ってほしいです。研究者やエンジニアとして大学や企業研究所での活躍を考えている人は、未来をイメージする力や、論理的な思考力を鍛えておくと良いです。将棋やチェス、囲碁などはその能力養成に適していると言われています。企業で活躍したい人は、人の話をよく聞き、とにかく行動する。そういうフットワークの軽さを磨いて来てください。

◎コアタイム

コアタイムというものはありません。各自の自主性に任せています。

学期の節目毎に、自分の研究の進み具合を皆で見せ合う機会を設けています。学生としての限られた時間を意識して、充実した研究生活を過ごしてください。

◎オフィスアワーの時間

基本的には、講義の日の講義以降はオフィスアワーとしています。教員室もしくは研究室を訪問してみて下さい。ただし、研究打合せ等の会議が入っていることもあるので、事前にメールで予約を取ることが望ましいでしょう。

連絡先:nara@mse.kyutech.ac.jp

◎就職先の例

トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、スズキ自動車、マツダ、コマツ、牧野フライス、オークマ、森精機、アイシンAW、ジャトコ、安川電機、TOTO、三菱重工、新日鐵住金などといった大手に大学院生は就職しています。
学部生は、トヨタプロダクションエンジニアリング、九州トヨタといったところです。もちろん、4年で研究室に配属されるまでに学外活動などで活発に活動していた学生は大手に就職している割合が高くなっています。

 

 

 

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